生活の記録

ラッパーKAR としての音楽活動のこと、障害のある子供たちと共に学ぶ仕事を通じて社会に発信したいことを書き連ねます

卒業


3月になって段々上着を着るのを忘れるような暖かさになって来ましたね

たまに冬の最後の悪あがき的な寒さに

やられますが…









卒業のシーズンです。

今の仕事に就くまえに

とある塾で1年間働いていました

2016の11月から2018の3月(あと一回出勤)






女優になるから高校なんて行く必要ない

って言ってる女の子がいたり

こっちもびっくりするぐらい勉強してくれた男の子がいたり







週ごとにみんなどんどん変わっていきました












学校ではない第3の学びの場

という可能性が学校外の教育施設にはあります。








斜めの関係。

勉強ももちろんたくさん教えたけど



それ以上に思春期の子供たちが抱える色んな悩みを聞いていたような気がします











友達とうまくいかず喧嘩したとか

親と喧嘩したとか

恋をしてるとか

将来の夢がわからないとか








答えを見せてあげることはできないし

どれだけ寄り添えたかわからないけど

一緒に葛藤しながら日々を過ごしていました









中学三年間のうちの最後の一年間に関わる

ってゆうのはすごく幸せでした


毎日の授業がとても楽しかった

ふざけた冗談を言ったり

変な絵を書いたり

信頼関係ができればできるほどに

より一層出勤が楽しみになっていった









大学を5年かけて卒業して社会人に一度なった僕は

それなりに仕事をこなしてなんとか生きていたけど、

色んなバランスが崩れて

心も身体もボロボロになってしまって

一度、社会から離れました










戻ってこれるのかなってずっと不安だった





勉強を教える仕事ならできるかもと

始めたのが塾の先生です











それからの日々はまさに

子供に勉強を教える教育者

ではなく、僕が僕の心を取り戻すきっかけを子供からもらう日々でした






純粋な子供たちにどれだけ救われたか











今日卒業式を迎えた2人の生徒が

塾に会いに来てくれました。



ありがとうって手紙をくれました


寄せ書きにメッセージを書きました




ありがとうと言いたいのはこっちです


今の仕事に就こうと勇気を持つことができたのも、全部みんなのおかげです。






卒業してもう会うことはない

なんて寂しすぎるからラインを交換しました


退職するという立場の特権かな





次は先生ではなく少し年上の友達として

お兄さん的な存在?として

少しでも関わっていけたらなあと

思ってる



さよならだけなんて嫌だもんね










先生、生徒という

縦の関係

勉強を教える側教えてもらう側

ではなくお互いが成長していく関わり


その意識を強く持てた1年間でした



それは今の仕事に直結していい影響をもらってる。


感謝しかないなあ



いつか彼らが成人した時に

お酒を飲めたら嬉しいですね

その頃僕は30歳か…

と思うとちょっとショックだけど笑






春ですね

出会いと別れの季節だ


でもなるべくつなぎとめて

次の春夏秋冬を迎えたいものです。



でわ!